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The First BOOK review 2023

 

年末年始に読み始めた本は

潜在的に、強いメッセージ性を

持つ本が多く選ばれていた。

そこで、物事は

見える部分だけでなく

その裏側や内側の真実が大事で

見極めるべきことだとわかった。

 

例えば、口から出る言葉と本心、

見た目やイメージと実際の人柄は

必ずしも一致せず、理解するには

深く関わってみる必要があった。

また、日々は無理なくだが

準備や工夫を積み重ねる、

といった何気なくて

見えない部分の習慣が

キーポイントなのではないか、

と思った。更に

事象を理解する時も似ていて

例えば歴史は

時系列や事実が起きた理由や

背景を調べたり想像することで

イメージがはっきり湧いたり、

新たな事実に気がつける。

 

📗ありえないほどうるさい オルゴール店

声に出していなくても

人間はみんな心の中に

沢山のことを思い貯めていて、

それはそれぞれの思い出の音や、

実際に声に出して

伝えられないために、

心の中に仕舞われた音と

分かった。

 

本書のオルゴール店では

なんとも不思議な事だが

そんな音を心の中から聴き取って

オルゴールの箱に仕舞い直し、

誰しもが聴けるようにできた。

 

本のタイトルが当初、

私は疑問だったが

"ありえないほどうるさい"

人々の心の中の音が

聞こえてしまう、店主の気持ちを

代弁していると思った。

 

人々が口に出す言葉と

心の中の本当の気持ちが

異なることはある。

言わぬ事も分かるのは便利でも

敢えてついた嘘を嫌でも

嘘とわかるように聞こえたら

うるさい!となるなぁ。

 

📘私の美男子論

森茉莉さんの考える、美男子像は

姿の美しさだけでなく

人柄やオーラ、エピソードなどを

決め手としていて恥ずかしながら

知らない偉人もいたが、皆

かっこよく気になった。

 

また、人物スケッチの章では

"着物+人名"のタイトルを

用いているのだが、

人のイメージと実際の人柄に

ギャップがあっても

着物を見るとその人の本質を

垣間見れるとわかった。

次に、異色の芸術家の章では

想像以上に様々な作家が

登場した。

画家、役者、料理人、音楽家、

そして学者もいた。

 

因みに茉莉さんの父、鴎外も

美男子として紹介されているが

それは茉莉さんの意志ではなく

編集者に入れるようにと

言われたらしい。

でも鴎外の娘を可愛がる父の姿は

最後を飾る美男子として相応しく

微笑ましくて素敵だった。

 

📙早起きのブレックファースト

著者が日々を大切にと考えつつ、

出来ることから無理せずに

丁寧に幸せを追求する姿が

素敵だった。

例えばタイトルにもあるように

朝ごはんには気を遣っていて

パンケーキを作る時には

前日の夜に材料を合わせて

寝かせておくらしい。

面倒なようでこの一手間が

翌朝の幸せを運んでくれるし、

早起きし、きちんと朝食を摂って

1日を始めるきっかけとなる。

 

📕風神雷神

作品が偉大なのにその生涯が

あまりわかっていない俵屋宗達に

焦点を当て、逆手にとって

歴史上のキーマンを登場させ

結びつけていくことで読者に

リアルな美術史を想像させる本で

マハさんの真骨頂と知りつつ、

また魅了されてしまった。

 

宗達以外の主要人物として例えば

遣欧使節団の4人の少年が登場し

名前は学生時代の歴史の授業で

習ったきりだったが本書を通じ、

マルティノがお気に入りの

キャラクターとなった。

 

マルティノは宗達と親友で

作品の語り手でもあるが

宗達や使節団の正使よりも

自分の役割や目的が曖昧であると

素直さゆえに悩む様や頼もしく、

成長するところに引き込まれた。


まさかのカラヴァッジョが…

とはネタバレか。

Books I started to read in year end and new-year holidays had strong messages.

 

They taught me it's essential to understand back or inside of things not just what can be seen. It was because it wasn't always match that what people say and think.

 

Also, it's important to make a habit of trying ideas in daily life to spend happy days, moreover, it can be clearly to understand histories focus on not only events and people in textbooks, but also they in side stories in various books. From above, I found everything is similar in that the back side is important.